愛媛FCホーム最終戦[匂い]

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先日、沖縄を迎えてのホーム戦で、ホームとしては最終戦となった。

毎年当たり前のように、この時期(秋)にシーズンが終わるわけだが、それはいつも寂しげで、ふとその一年あった事を思い出したりする。

 

会う人間、会う人間に

「お疲れ様でした。今日で最後となりますがよろしくお願いします。また、来シーズンもよろしくお願いします。」など挨拶され、一足先に年末気分だ。

 

最後のホームでの試合に、チーム関係者、選手、サポーター全てが勝ちたい気持ちでいっぱいになるが、結果はついてこなかったりもする。2019年最後のホーム戦は残念ながら沖縄(琉球)に負けた。

 

選手が秋の早い夕焼けに照らされ、ピッチを走る姿は、勝ちたい気持ちと、このメンバーでの最後のホーム戦という哀愁を背負い走っているよーにも見える。

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チームの順位や結果。いなくなる選手。

様々な想いで涙するサポーター。

そこには、出会いはなく『別れ』のみがピッチの真ん中で踏ん反り返っている。

 

 

試合が終わった後も、選手達はピッチで、共に戦ってきた仲間達と写真を撮っている。

3柑と2蛙は、ボーッとそれを見ていたり、

「一平くん、写真撮ろ!」と呼んでくれた事に反応したりと、いつもの試合後とは別物。

今年最後のホームの試合を見守りにきた選手の奥さん、カエルを見て泣くお子。

蛙を見て子供が泣く状況は、毎試合ある事なのに、空気感が違う。選手の笑顔が違う。

蛙は、

「写真撮ろ!」って、、今?って思う。

「今まで何回も撮影チャンスもあったでしょ!なんで、今日なん?なんで最終戦なん?!」

 

『別れ』の匂いで動きがいつもよりトロくノタノタしているうちに日が暮れ、ピッチを照らしていたライトが「カチン」と小さな音ともに切れる。。。

 

(ピッチのライトが切れるまでいたの、今年初めてやな。年末間近で初カチンですか、、。)とか、思いつつ選手の背中を見ぬように、控え室に帰る。

 

『シーズン終わりか。オイラ来年いるかなー、ここに』と独り言をいいながら口角を上げる2019愛媛ホーム最終戦

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